2024年8月、香川県さぬき市で開催した免許留学には計6名のメンバーが全国から集まりました。免許をとるだけではない体験をしたそんな彼女に、現地での思い出を振り返っていただきます。初めて1か月もの間地域に飛び込んでみたという、まこさん。さぬき市での滞在でどのような気づきを得たのでしょうか。
久住
簡単に自己紹介をお願いします。
まこさん
福岡県の大学4年生です!
久住
「免許留学に参加しよう」と思った理由やきっかけは何でしょうか?
まこさん
2年の夏に参加した地域留学の運営さんが免許留学というプログラムがあることを教えて下さり、せっかく免許をとるならまた新しい地域を知ってみたいなと思ったのがきっかけです。就職を前に4年生で時間が出来たので参加に踏みきりました。
久住
実際に参加してみていかがでしたか?
まこさん
大好きな人と地域との繋がり、思い出ができました。教習所に通うことだけでなく、メンバーとの共同生活や地域の方との交流で日々が本当に充実しており、免許を取りに行った、というより、津田に暮らしていたという体感です。また絶対この地域を訪れるのだろうなという確信を得るほど満足度の高い滞在でした。思い返すと愛おしい記憶ばかりです。もっとずっと通いたかったと思うほどです。
久住
地域での交流で印象に残っていることはなんでしょうか?
まこさん
1つは地域の漁師さんの船に乗せてもらってタコ漁に連れて行っていただいたことです。免許留学で船に乗るとは、思ってもみませんでした。もう1つは地域の方のお子さんがずっと一緒に遊んでくれたことです。可愛くて可愛くて可愛くて、本当に癒しの存在でした。
久住
地域のお子さんとの交流もあったんですね。他に、自動車学校での思い出はありますか?
まこさん
毎日の教習が楽しくて、毎日楽しみにしていました。どの先生も気さくで優しくて、もっとずっと通いたかったと思うほどです。行き帰りの送迎バスの運転手さんに色んなお店に連れて行っていただいたこと、仮免・本免の合格発表をメンバー全員で聞いて大喜びしたことも印象に残っています。
久住
今回の免許留学を通して、自分に対して何か変化や気づきはありましたか?
まこさん
もっとそのままの自分でいいんじゃないかということです。私はいつも知らず知らずのうちに自分をよく見せようとしてしまっているのだろうなと気づきました。着飾らない素の私をいいねぇと言って親しくしてくださる方々との関わりの中でそのバリアが解けて、こちらの私では考えられないほどの方々と仲良くさせていただく経験ができました。
いつも暮らしてる社会の中では建前とか体裁とか難しいことを気にしすぎて、人との繋がりを自ら希薄に、限定的なものにしてしまっているように感じました。もっと自然体の、そのままの私で人と関わりあえるようになりたいなと、その方が心地いいなと考えるようになりました。
久住
また訪れたい、そんな思い出の場所(エピソード)はありますか?
まこさん
ごんべやです。
ごんべやは地域の方の集いの場というイメージです。地域をまだ知らない初めの頃も、ごんべやに行くといつも初めましての誰かがいて、新しい繋がりがたくさんできました。
凪(シェアハウス名)の同居人2人と、3人揃ってごはんに行ったのもごんべやが最初でした。会ったばかりでまだ気まずくて黙々と食べていたのが懐かしいです。笑
雰囲気も素敵で、ご飯も美味しくて、落ち着く空間でした。私の一番のお気に入りはベリースムージーです。滞在中何度も飲みましたがまだ飲み足りません。
久住
その気まずい雰囲気は、卒業が近づいた頃の3人のからは想像ができないですね!場所や雰囲気がその緊張感を緩めてくれたんでしょうか。最後になりますが、次の免許留学生に向けてメッセージを自由に語ってください!
まこさん
帰ってみると夢だったんじゃないかと思うほどあっという間の、密度の高い3週間でした。参加前は共同生活や初めての地域に不安もありましたが、今は心の底から参加してよかったと思っています。
参加した後に考えると、普通の免許合宿に行く理由が思いつかないくらいなので、せっかくこのプログラムを見つけたのに悩んでいる人はみんな行くといいと思います。きっと楽しい思い出になります。
11月には凪の同居人2人と東京で会う予定があり、参加後も繋がりがあることが嬉しいし、ずっと大事にしたいなと思っています。免許留学に携わってくださっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんお世話になりました!
久住
インタビューにお付き合いいただき、ありがとうございました!また津田町に帰ってきてくださいね。お待ちしております。
執筆:さんがわ自動車学校 廣瀬健太